消費者の安全意識の向上に伴い、食品製造、加工に関連する施設における品質管理の向上が重要な課題となってきています。
そのための管理ポイントとして、製品の品質や人体に悪影響を及ぼす恐れのある雑菌類の繁殖抑止措置が挙げられます。
ミルクリートシリーズ(MTを除く)は、JIS Z 2801:2000「抗菌加工製品-抗菌試験方法・抗菌効果」に準拠した試験において、外部から抗菌剤等を添加することなく、その硬化物自体が抗菌性を有することが確認されています。

ミルクリートを導入し、施設維持管理上の日常メンテナンス(殺菌・消毒作業など)と組み合わせることで、より精度の高い衛生管理を推進することが可能です。

 
雑菌などの繁殖を嫌う、次の様な施設部位に適しています。


 ・ 食品、飲料、薬品等の製造、加工関連施設全般
 

 
 
 
注 意!
ミルクリートが有する抗菌性の発現は、特定条件下で養生した塗膜の表層界に限定されます。
塗膜表面に膠着した腐食性物質や繁殖温床において生活する菌類に対する殺菌・滅菌効果はありませんのでご注意ください。
 

ミルクリートMMの抗菌効果について、“JIS Z 2801:2000「抗菌加工製品―抗菌試験方法・抗菌効果」プラスチックなどの試験方法”により試験を行った。

 
試験方法 JIS Z 2801「抗菌加工製品-抗菌性試験方法・抗菌効果」プラスチックなどの試験方法
対象菌種 大腸菌、黄色ブドウ球菌
試 験 体 ミルクリートMM-50工法(養生条件;23℃、50%Rh、7日間)
 
【ミルクリートMMの抗菌効果】
※無加工試験片:ポリエチレンフィルム
 
【ミルクリートMMの抗菌活性値(抗菌効果:>2.0)】
 
写真1 大腸菌試験後 写真2 黄色ブドウ球菌試験後
 
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【ミルクリートMM-50R工法の抗菌効果】
 
※無加工試験片:ポリエチレンフィルム
 
【ミルクリートMM-50R工法の抗菌活性値(抗菌効果:>2.0)】
 
 

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【参考】

JIS Z 2801について;


国際標準化機構(ISO)は、2007年10月9日に、抗菌の国際規格であるISO 22196を正式に発行しました。
ISO 22196は、経済産業省の支援を受けて抗菌製品技術協議会(SIAA)が国際提案をおこない、日本工業規格 JIS Z 2801をほとんどそのままの内容で国際標準化されたものです。

本国際規格は、TC61(プラスチック分野)において承認された抗菌性能評価試験方法ですが、日本における長年の試験評価実績及び国際的な検討作業を踏まえ、日本工業規格 JIS Z 2801の精神を踏襲する形で、『適用範囲(Scope)』に付記された脚注(NOTE)において、「本規格は、(プラスチック製品はもとより)プラスチック以外の非多孔質材料(non-porous materials)においても適用可能とみられる。」との示唆が与えられました。
(2007年10月17日 抗菌製品技術協議会(SIAA)発表より抜粋)

MMのテクスチャと抗菌性について;


MMには空隙(す穴や凹凸)があるため、MFに比べて汚染物質が定着しやすく、雑菌の温床となる可能性があります。
MMの耐熱性能等と抗菌性能を両立させるためには、RオプションやCFオプションを用いてMFの表面に近付けてやるという方法があります。菌の繁殖温床となる汚れが入り込む空隙をミルクリート樹脂で充填することにより、抗菌性の向上を実現できます。

防滑性を保持したままMMの抗菌効果を高めるにはRオプションを、平滑性が必要な場合にはCFオプションを加えたMM-CF工法をご検討ください。

MF、TS、CF、VPについても、同じ樹脂配合を持つ関係から、MM同等またはそれ以上の抗菌性能を有しています。
これらは、MMの様に仕上げ面に空隙が生じないため、雑菌繁殖の温床となる恐れは極めて小さいものになります。このことから、実際の使用環境においてはMMより優れた抗菌性能を有すると考えられます。


 

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